島の北の方に行くと、小規模な船着場の近辺にカフェや食堂が並ぶ。そんなノンビリとした時間が流れる島には、肖像画を描いてあげる商売もちょうどぴったりかもしれない。モデルの彼女は、私のカメラを見つけて恥ずかしそうだったけれど、絵を描いてもらっているので、逃げられません。すこし微笑が大きくなったように感じた。