エルサレムをめぐる領有問題は複雑だし、それを書くのがこのホームページの目的でもないから、省く。ただ、エ ルサレムの問題は、その歴史の糸の中に織り込まれているように思われる。イスラム教の聖地の一つ、黄金のドームを頂く岩のドーム。これが建つ基盤は、もと もとダビデの神殿のあった場所だ。だからその壁は「嘆きの壁」として、ユダヤ人にとってとても大切な場所になっている。聖地と聖地が積み重なる、その歴史 の皮 肉。