アンコールには石造アーチの手法が知られていなかったから、大きな開口部はできなかった。大きなスペースを作る場合には、石の屋根を諦めて、木造の屋根を架けたり、あるいは屋 根そのものを諦めたのかもしれない。回廊の途中に設けられた、天から陽が差し込むこの空間は何を語るのだろうか。