アンコール・トムの中央に据えられた建物をバイヨンと呼 ぶ。アンコール・トムを建造したジャヤヴァルマンVII世王は仏教を信奉した王だそうだ。このことは、本来はヒンドゥー教をベースにしているアンコール遺 跡に新しい視点を与えるものかもしれない。バイヨンは現役の宗教施設ではないが、仏教の僧侶の姿も多く見かけるのは、そのためかもしれない。