アンコールワットを辞して帰ろうと思った。入り口の門の階段の上から西を見ると、長い石畳の道が見える。アンコール遺跡を中心にクメール王朝は道路を整備していたそうだ。西は今のミャンマーまで、西はホーチミン市を経て、中部ベトナムのダナンの近辺まで、王の道が伸びていたという。 家族連れがアンコール見学にやって来た。女の子を真ん中に、パパとママが手を引く。世界じゅうで見られるのと同じ光景だ。