クメール(カンボジア)人は9世紀から14世紀にかけて東 南アジアの一角を占めるアンコール帝国を築き、世界遺産に指定されたアンコール・ワットやアンコール・トムなど、独特の構築物を後世に残した。そのクメール文明の粋を見ることができるのが、プノンペンにある国立博物館だ。建物は100年ほどま えに建てられたものだが、弓のように波打って空に伸びる突起が特徴的だ。