その国立博物館。 王宮の近くにある。20世紀初頭の建物だが、朱色の壁や橙の瓦、幾重にも重なった屋根、曲線的に曲がった爪のような突起。なんとも独特なクメール様式の建 物だ。時間がある人はぜひ、ゆっくりと見学するべき場所だ。中庭でのんびりと本を読んだり、昼寝するのもいい。この写真は週末の夕方、たまたま通りかかっ たときに、夕陽を浴びて赤く染まる博物館と、僧侶の一群。すべてが橙色だった。