多くの乾燥地の湖がそうであるように、出口のない湖には土壌に含まれるわずかな塩分が年々蓄積されるから、だ んだんと塩分濃度が高くなっていくのが定めだ。カルン湖ももともとはナイル川に繋がる淡水湖だったが、今は流入一方の出口なし湖だから、塩分濃度は海水と 同じくらいまで上がっている。だから海の魚が取れるのだそうだ。