カンボジアは、実は米国やEU向けに衣料品を輸出している。カンボジアの輸出は年額で10億ドルを超え、最貧国(LDC)で輸出10億ドルを超えた初めての国がカンボジアである。もっともその背景には、米国などの輸入枠割り当てがあり、他国に比べてカンボジアの割り当て枠は大きい。衣料製造メーカーは大半が台湾やマレーシア、中国などの外資で、プノンペンやシアヌークビルに工場を構えている。米国向けのGapの衣料品(写真)も製造されているが、その一部は国内に流れる。Tシャツは一枚2ドルくらいと格安。